📘 「天地を喰らう」
タイトルからしてインパクト抜群ですが、「天地を喰らう」は本宮ひろ志氏による漫画です。 題材は「三国志演義」なのですが――
内容はほぼ本宮ひろ志オリジナル三国志。
横山光輝版のあとに読むと、あまりの突拍子のなさに驚くどころか、 “妙な新しさ” がクセになる作品です。
🔥 本宮ワールド全開のオリジナル設定
「天地を喰らう」には、原典にはない大胆な設定が山ほどあります。 その一部を挙げると…
- 人間界のほかに 天界・魔界・地獄界 が存在
- 劉備が 最初は小悪党の少年
- 呂布が 西洋人との混血児
- 呂布と貂蝉が 実の兄妹
- 劉備と諸葛亮が 少年時代に出会っている
もはや“本宮ひろ志版・三国志”と呼ぶべき世界観。
変わらないのは 董卓の悪党ぶり くらいでしょうか。
🤯 とにかくぶっ飛んでいる
ここに挙げたのはほんの一部。 本当に“本宮節”が炸裂していて、設定を並べ始めるとキリがありません。
でも、そのぶっ飛び具合こそが魅力。 横山光輝版のような王道三国志を読んだあとに手を出すと、 ギャップで笑い、驚き、そして妙にハマってしまいます。
📚 興味が湧いたらぜひ読んでみて
三国志の知識があってもなくても楽しめる、 “本宮ひろ志が描いたらこうなる!”という豪快な作品です。
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🎮 「天地を喰らう」のゲーム
私が「天地を喰らう」を知ったきっかけは、漫画ではなく ゲーム の方が先でした。 まずはアーケード版から紹介させていただきます。
■ 「天地を喰らう」アーケード版(カプコン)
横スクロールのアクションゲームで、当時としてはかなり豪華な作りでした。
選べるキャラクターは
- 劉備
- 関羽
- 張飛
- 趙雲
の4人。 しかも 常に騎乗した状態で戦う という独特のスタイル。
ストーリーは「董卓討伐」までが描かれています。
■ 2ボタンで左右攻撃を使い分ける独特の操作
このゲームの特徴は、 左右の攻撃を別々のボタンで使い分ける という操作方法。
これがなかなか難しく、 敵に囲まれると一気にやられてしまうことも多い。
でもその分、操作に慣れてくると 「自分が上達している!」 という実感があって、めちゃくちゃ楽しかったんですよね。
■ ゲーセン通いの思い出
難易度が高かったこともあり、私は毎週のようにゲームセンターに通い、 少しずつ先に進めるようになっていくのが嬉しくてたまりませんでした。
クリアした時の達成感は今でも覚えています。

このゲーム、のちにPCエンジンに移植されるのですが、中々発売されずヤキモキしたものです。
で、面白かったかといいますと・・・

移植により、全てにおいてスケールダウンされていてがっかりな仕上がりでした。
「天地を喰らうⅡ 赤壁の戦い」 アーケード カプコン

🎮 「天地を喰らうII 赤壁の戦い」
これは本当に面白かったですね。 「ファイナルファイト三国志」と言われれば確かにその通りなのですが、 「天地を喰らう」の世界観をアクションゲームとして見事に融合させた名作 だと思います。
■ 選べる武将は5名
操作キャラクターは以下の5人。
- 関羽
- 張飛
- 趙雲
- 黄忠
- 魏延
前作では劉備が主役級でしたが、今作は“武将としての強さ”が前面に出ていて、 どのキャラも個性がしっかりしているのが魅力でした。
■ アクションの爽快感が段違い
前作の「騎乗アクション」から一転、 今作は地上戦メインのベルトスクロールアクション。
- 投げ
- 必殺技
- 武器拾い
- 敵の大群をなぎ倒す爽快感
まさにカプコン黄金期のアクションゲームらしい完成度で、 三国志の世界とアクションの気持ちよさが完璧に噛み合っていました。
■ “天地を喰らう”らしさも健在
原作漫画の豪快さやキャラの濃さが、 ゲームの演出や技の派手さにしっかり反映されていて、 ただの三国志ゲームでは終わらない“本宮ワールド感”が漂っていました。

■ 友人と2人プレイでクリアするまでコンティニューしまくった日々
ゲームセンターでは、友人と2人プレイで クリアするまでコンティニュー連発。 あの頃のゲーセンって、負けても負けても「次こそ!」と100円玉を投入し続ける、 あの熱気と勢いがありましたよね。
敵に囲まれてボコられても、 「もう一回いくぞ!」 と友人と肩を並べて挑むあの感じ。 今思い出しても最高の時間です。
■ プレイステーション版への移植
のちに、このアーケード版「天地を喰らうII 赤壁の戦い」は プレイステーションに移植 されました。
当時、アーケードの名作が家庭で遊べるというだけで胸が高鳴ったものです。 ロード時間は多少あったものの、 「家でファイナルファイト三国志ができる!」 という喜びの方が圧倒的に勝っていました。
■ 今でも大切にしている一本
このPS版「天地を喰らうII」は、今でも私の大事なコレクションのひとつ。 棚に並んでいるだけで、当時のゲーセンの空気や友人との思い出が蘇ってきます。
ゲームとしての完成度はもちろん、 “あの頃の自分” が詰まった一本なんですよね。

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🎮 天地を喰らう(ファミコン・カプコン)
アーケード版の印象が強い「天地を喰らう」ですが、実は ファミコンでもRPGとして発売 されています。
当時はほぼ無名のRPGで、正直あまり期待していませんでした。 ところが――
これが意外と面白い!
■ 兵士数=HPという斬新なシステム
戦闘では、キャラクターのHPが 兵士数 として表現されます。
- 兵士が減る=ダメージ
- 兵士を補充する=回復
という仕組みで、三国志の“軍勢”という雰囲気がしっかり出ていて、当時としてはかなり斬新でした。
■ ストーリーは完全オリジナル
原作漫画とも、三国志演義とも違う、 カプコン独自のオリジナルストーリー が展開されます。
特に蜀ファンにはたまらない展開が多く、 エンディングはまさに“蜀推し”の人向けのご褒美。
「え、こんな終わり方するの?」 と驚きつつも、妙に納得してしまう内容でした。
■ 無名だけど名作
発売当時はそこまで話題にならなかったものの、 遊んでみると“カプコンらしい丁寧な作り”が光る一本。
- RPGとして遊びやすい
- 三国志の雰囲気もある
- 原作の本宮ワールドとも違う独自の魅力
このバランスが絶妙なんですよね。
天地を喰らうⅡ 諸葛孔明伝 ファミコン 開発:カプコン

🎮 ファミコン版「天地を喰らうII 諸葛孔明伝」
ファミコンでの2作目は、タイトル通り 諸葛亮孔明にスポットを当てたRPG になっています。
パーティ内で「軍師」を任命できるシステムがあり、 やはり軍師といえば 孔明を任命したい ところ。
軍師によって戦闘の補助効果が変わるので、 孔明を据えた時の安定感は別格でした。
■ 赤兎馬は必須アイテム
移動力が2倍になるアイテム 「赤兎馬」 は、もはや必須。 これがあるかないかで、移動のストレスがまったく違います。
当時のRPGは移動が遅い作品も多かったので、 赤兎馬を手に入れた瞬間の快適さは忘れられません。
🕹 他にもありますよ
ファミコンだけでなく、実は スーパーファミコン版 も存在します。 こちらはシミュレーション寄りの作品で、 RPGとはまた違った戦略性が楽しめる一本。
三国志ゲームとしても、 「天地を喰らう」シリーズとしても、 しっかり遊べる内容になっています。
🎰 まさかのパチンコ化
そして意外なところでは、 「天地を喰らう」がパチンコ化 されたこともあります。
本宮ひろ志作品はパチンコ化されることが多いですが、 まさか天地を喰らうまで…という驚きがありました。
原作の豪快さと演出の派手さが相性抜群で、 ある意味“本宮ワールドの最終形態”とも言えるかもしれません。

🎮 カプコンの英断と、いまも続く期待(お願いごと)
今にして思えば、「天地を喰らう」を題材にしてRPGを開発した カプコンの英断 は本当に素晴らしかったと思います。
だって当時、「天地を喰らう」ってそこまで知名度が高い作品ではなかったんですよ。 私自身も、名前は聞いたことあるけど読んだことはない…そんな印象でした。
■ ゲームがきっかけで漫画を探し回ったあの頃
ゲームをプレイしてから、改めて漫画版を読みたくなり、本屋を探し回ったのですが――
どこにも売っていない。
結局、注文取り寄せになり、なんと 1か月待ち。 ようやく手に入れた漫画は、ものの見事に途中で終わっていて、物足りなさがすごかった。
ジャンプ漫画の宿命、いわゆる“打ち切り”ですね。
でも、まさか数年後にゲーム化され、 そこから再評価されるとは、当時の編集部も絶対に想像していなかったはず。
■ そして、叶わなかった「天地を喰らうⅢ」
残念なのは、アーケード版 「天地を喰らうⅢ」 が開発されなかったこと。
Ⅱのエンディングで 「Ⅲがでればいいなぁ」 というセリフがあったので、当時の私は本気で期待していました。
あの頃のカプコンなら、絶対に面白いものを作ってくれたはずなんですよね。
🙏 カプコンさん、Ⅲを待っています
今でも心のどこかで、 「いつか天地を喰らうⅢが出ないかな…」 と期待している自分がいます。
アーケードでも、家庭用でも、どんな形でも構いません。 あの世界観とアクションを、もう一度味わいたい。
カプコンさん、




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