「天地を喰らう」
何だか凄いタイトルですが「天地を喰らう」とは本宮ひろ志氏の漫画です。
「三国志演義」を元にした漫画になっています。
しかし、内容はほとんど本宮ひろ志オリジナル三国志です。
「横山光輝三国志」のあとに読むと、あまりにも突拍子もない設定で驚きというか妙な新しさが魅力になっています。
本宮ワールド全開
天地を喰らうのオリジナル設定を軽く挙げさせて頂きます。
・人間の住む世界の他に天界・魔界・地獄界が存在する
・劉備が最初は小悪党の少年
・呂布が西洋人との混血児
・呂布と貂蝉が実の兄妹
・劉備と諸葛亮は少年の頃出会っている
変わらないのは董卓の悪党ぶりくらいなものでしょうか。
他にもぶっとんだ設定がありますが、挙げるともの凄い数になりますので
読んでみてください。
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「天地を喰らう」のゲーム
私が「天地を喰らう」を知ったきっかけはゲームが先でした。
まず、アーケードゲームを紹介させて頂きます
「天地を喰らう」アーケード カプコン
横スクロールのアクションゲームです。
「劉備」「関羽」「張飛」「趙雲」の4人が選択でき、操作キャラクターは常に騎乗した状態での操作となります。ストーリーは「董卓討伐」までとなります。
左右の攻撃を2つのボタンで使い分けるのが特徴で、結構難易度が高く
毎週休日にゲームセンターに通い、クリアまで頑張った思い出があります。
このゲーム、のちにPCエンジンに移植されるのですが、中々発売されずヤキモキしたものです。
で、面白かったかといいますと・・・
移植により、全てにおいてスケールダウンされていてがっかりな仕上がりでした。
「天地を喰らうⅡ 赤壁の戦い」 アーケード カプコン
これは面白かったですね、「ファイナルファイト三国志」と言われてしまえばそれまでですが
「天地を喰らう」の世界をうまくゲームと融合させています。
操作キャラクターは「関羽」「張飛」「趙雲」「黄忠」「魏延」の5名です。
ゲームセンターで友人と2人プレイでクリアするまでコンティニューしまくりました。
のちに、プレイステーションに移植されます。
このソフトは今でも私の大事なコレクションとして保管してあります。
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天地を喰らう ファミコン カプコン
また、「天地を喰らう」はファミコンでもRPGで発売されています。
ほぼ無名なRPGで、あまり期待もせずプレイしたのですが、これがなかなかな面白さ。
戦闘のHPを兵士数で表しているところが斬新でした。
ストーリーも完全なオリジナルで、蜀ファンには堪らないエンディングとなっています。
天地を喰らうⅡ 諸葛孔明伝 ファミコン 開発:カプコン
ファミコンでの2作目は「諸葛亮孔明」にスポットを当てた作品になっています。
パーティ内で「軍師」を任命できるのですが、やはり軍師といえば「孔明」を任命したいところですね。
移動力2倍アイテム「赤兎馬」は必須です。
他にもありますよ
他には「スーパーファミコン」版もあります。こ(シミュレーション)
また、意外なところでは「パチンコ化」もされてます。
カプコンの英断と期待(お願いごと)
今にして思えば「天地を喰らう」を題材にしてRPGを開発した「カプコン」の英断は素晴らしかったと思います。
「天地を喰らう」って、そんなに知名度なかったんですよ。
私自身も、漫画の名前は聞いたことあるけど、読んでなかったなぁという印象でした。
ゲームをプレイして、改めて「天地を喰らう」の漫画が読みたくなったのですが、当時の本屋では売っていなくて、注文取り寄せをした覚えがあります。(なんと1か月待ち!!)
漫画はものの見事に途中で終わっていて、物足りなさ抜群です。
ジャンプ漫画の宿命(打ち切り)ですね。
まさか数年たってゲーム化されて再評価されるとは当時の編集部も想像していなかったでしょう。
あと、残念なのはアーケード版「天地を喰らうⅢ」が開発されないことですね。
Ⅱのエンディングで「Ⅲがでればいいなぁ」というセリフがあったので期待していたのですが・・・
カプコンさんアーケード版「天地を喰らうⅢ」を待っています。
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