任天堂のソフトなのに

アタリショックってご存知ですか?

1982年、アメリカのゲームハード「アタリVCS」の巨大市場が崩壊しました。

多数のメーカーが参入したのですが、質の低いソフトが氾濫して誰もソフトを買わない事態が発生して、一時は30億ドルを越えていた市場が、一億ドル以下に急激に下落した事象です。

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任天堂の対策

 

アタリショックを目の当たりにした任天堂はファミコン時代に対策を打ち出しました。

(1)ゲーム内容について任天堂の審査を受ける。

(2)ソフト製作本数を(協議の上)年間1~5本以下とする。

(3)ソフト生産は任天堂に委託し、その際、前金で製造費を支払う。

確か、こんな感じだったと思います。

この縛りに耐えられなくなったソフトメーカーが多々あり、他のハードに活路を見出そうとしていたのも事実です。

 

で、私が疑問に思うのは

(1)ゲーム内容について任天堂の審査を受ける。

この項目です。

想像するに、ゲーム仕様書などで任天堂にプレゼンしていたのでしょうか?

「これは面白いですよ~」とか「売れる自信があります!!」とか。

まぁ、書類ではいくらでも面白そうな説明ができますから・・・

ここまで書いたのは、(1)の項目を通ったのが納得いかないソフトがあったからです。

 

その名はデビルワールド」!!

こともあろうに、審査をおこなっている「任天堂様」から発売されたゲームです。

 

当時の私はソフトなど滅多にかってもらえず、唯一のチャンスに選んだソフトでした。

 

どんな企画書だったのでしょうか?どんなプレゼンだったのでしょうか?

 

「ドットを食べて、パワーアップすると敵を倒せるんですよ!」

「パックマン?いえいえちがいます。」

「上にいる悪魔が「デッデッデッデ~♪」とポーズを決めた方向に強制スクロールするんですよ!」

「壁に挟まれて一機消滅なんて斬新ですよ」

 

・・・・・・ええ、買った私が全面的に悪いんですけどね。

このゲームのファンの方がいらしたら申し訳ないんですけど・・・

任天堂も昔は間違いを犯したってことでよろしいでしょうか?

 

まぁ、子供の頃の事をふと思い出し、愚痴ってみたんですけど・・・

未だに任天堂のソフトは好きなんです。良質なソフトが多いことは間違いないのですが

過去には色々と問題作もありましたねぇ。今度は他のソフトをほじくり返してみますか。

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