徹ゲー
中学生の頃、友人と集まり徹夜でゲームをする大会(?)を開いていました。
しかも、必ず1つのゲームをクリアするという条件で。
今回はレトロゲームの思い出の中でも「徹夜でクリア」したゲームの思い出を書かせて頂きます。
パルテナの鏡
有名なゲームですよね。
3DS版でリメイクされていますし。
羽はあるけど飛べないし、武器は弓のみという主人公ピットを操作して女神パルテナを救出するゲームです。
中々な難易度で、30年以上経った今でも死神が怒ったときの音楽が耳に残っています。
徹夜でハイになった状態でプレイしていたのですが、このときにハプニングが発生しました。
なんと、友人のツインファミコン(!)のⅠコンが故障していまったのです。
よりにもよってと言いますか、一番使用するのだから当然といいますか・・・
Ⅰコンが故障すると、どうにもこうにもなりません。
そこで、友人が打開策を提案してきません。
「ジョイスティック」を使おう!」
ナイスアイデアですが、友人の持っていたジョイスティックはハル研究所が誇る
「ジョイボール」だったのです。
人間工学に基づき開発されたこのコントローラ。
とても人間の動きに反発した姿と操作性を秘めています。
「今まで純正のコントローラで散々苦労してきたのに、ジョイボールでクリアできるか
い!!」
と、あきらめムードの漂う中
「今の俺たちにはこれしかない!!覚悟を決めろ!!」
普段、使いづらくて押し入れの奥深くにしまっていたくせに熱血モードに入る友人。
「使えななくて怒って押し入れの奥深くにしまったのは誰や!!」
と思ったのですが、夜中の3時に代替機を用意できるはずもなく
しぶしぶ「ジョイボール」でプレイを再開しました。
案の定、ジョイボールでは操作が安定せず、ゲームオーバーの繰り返し。
思わぬハンデ戦に眠気が加速します。
そこで、ジョイボールの持ち方を変更しました。
説明書では「ボールを掌で包み込むように」プレイするスタイルを紹介していたのですが
ボール部分に親指を添え、残りの指はジョイボールの台を支えると(わかりづらくてスミマセン)なんということでしょう!
すごく操作しやすくなったではありませんか!
「人間工学って何かね?」と菅原文太ばりにハル研究所にツッコミを入れながらも
ゲームは順調に進むようになりました。
連射機能もついているので、鬼に金棒です(操作しているのは天使ですが)
朝7時位に最後のボス「メデューサ」を倒して、エンディングにたどりつきました。
「ジョイボールが無かったらクリアできなかったな!」とやりきった感の友人。
「そうか?」とあまり納得していない私。
その日は、お開きになりました。
そして・・
あれだけ苦労して助け出した「女神パルテナ」が数十年後、3DSでエライ高飛車な女神となって復活したのには、少し怒りを覚えました。
他にも「徹ゲー」でクリアしたゲームがあるのですが、またのい機会に書かせて頂きたいと思います。
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