読み方:セイントおにいさん
講談社の「モーニング・ツー」で連載されている漫画です。
2009年に「このマンガがすごい!」に選出されていましたが
私はあまり人気がある漫画は読まないという、ひねくれた人間です。
全く興味が無かったのですが、姉から借りて読んでみたら
まぁ面白い。
私の心にメガヒットです。
そんな訳で今回は「聖☆おにいさん」をご紹介させて頂きます。
主人公はあの有名な二人
一人は目覚めた人「ブッダ」
もう一人は神の子「イエス・キリスト」
世界中で有名な二人が主人公です。
この二人が主人公ってことは宗教の教訓漫画?と思ってしまいがちですが、そんなカタイ漫画ではありません。
二人が2000年を迎えた年、下界(人間界)に降臨します。
理由は、有給休暇を利用してのバカンス。
バカンスの間の滞在先は「東京都 立川市」
この設定だけでも、単なる宗教漫画でないことがお分かりかと思います。
「しっかり者のブッダ」と「明るくノリの良いイエス」が繰り広げる
日常(非日常?)コメディ漫画です。
イエス側の登場人物
有名な使徒と4大天使、そして神様まで登場します。
イエス側の登場人物は総じてノリが良く、降臨してはこの世をエンジョイしています。
聖ペドロ(初代教皇)に至っては口調も軽く、「パネェ」を連発します。
天使長ミカエルは兄である堕天使ルシファーに憧れて、堕天使ギリギリの恰好をしてイエスをヒヤヒヤさせます。
ちなみに神様は「鳩」の姿に化身して一発ギャグの作成に余念がありません。
ブッダ側の登場人物
ブッダの十大弟子やインドの神様が登場します。
十大弟子は皆、ブッダを崇拝してギャグなどもっての他なのですが
真面目すぎて世間とズレ過ぎて笑いを提供してくれます。
生真面目なブッダをプロデュースする為に「梵天」「帝釈天」「弁財天」が妙なイベント(苦行)を企画したりします。
面白いのが、ブッダの天部とイエスの天界では、お互いに自由に往来ができ交流があるところです。
「天使」と「梵天」がタッグを組んでブッダ・イエスのプロモーションビデオを作成したり
本当の宗教では、ありえないことが楽しく描かれています。
この漫画、宗教を扱っているので下手をすればクレームの嵐になるのでは?
と心配でしたが、内容がホンワカして愛(アガペー)に溢れているので暖かい気持ちになるのです。
私は無宗教人間ですが、登場人物のことを調べているうちに
かなり、仏教・キリスト教に詳しくなってしまいましたw
とにかく、力をいれて読まなくてすむ「癒し系」の漫画です。
是非、一度読んでみてください。
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