今回は「FF9」のお話です。
皆さんはFF9ってどんな印象をお持ちですか?
様々な印象をお持ちのこととは思いますが、
製作者側の思惑は「原点回帰」のようでした。
ストーリー・システム的に複雑化していく一方の「ファイナル・ファンタジー」を一度原点に返して、ユーザーにRPGの楽しさを提供してくれる。
そんな優しさに満ち溢れたゲームでした。
主な原点回帰
黒魔術師の見た目
どうでもいいことのように思えますが、FF1の黒魔術師といえば「銀河鉄道999」の車掌さんのような見た目。
そして、FF9は「ビビ」という黒魔術師の生まれの謎から始まります。
戦闘シーンのBGM
FFファンなら「懐かしい~」と涙するBGMのイントロ部。
FF9は戦闘が始まるまでのロード時間が長いのが難点ですが
このイントロは感動ものでした。
キャラクターの名前
新たに登場したキャラクターに過去作のキャラクターの名前が使用されています。
FF1で登場した「ガーランド」という名前もFF9のキャラクターに使用されています。
ちなみにラスボスも過去作と同じ名前です。
ジョジョの奇妙な冒険のパラレルワールドのような感じです。
世界観
FF7・FF8が近代的なテイストだったことに対して、FF9は修正の雰囲気が漂っています。
キャラクターが3頭身なのはちょっと好みが別れるところかも知れませんが・・・
アレが無い
アレが無かったんですよ。
アレがないとFFは困ることが多くて・・・
しつこいので言っちゃいますが
「攻略本」が無かったんですよ。
FFといえば攻略本「アルティマニア」が定番でしたが、製作者側の意向により出版されませんでした。
ここも原点回帰のひとつですね。
昔はゲームの攻略本など存在せず、皆、試行錯誤しながら自力でクリアしていたものです。
しかし、FFはゲーム自体はクリアできるのですが、隠し要素が多くてチャンスを逃すと
二度と手に入らないアイテムや召喚獣があり、取りこぼしがないかドキドキしながらプレイしました。
ヒロインに「ダガー」という名前がついたときでさえ、重大な何かをやり残したのか?
と疑心暗鬼になったり。
「アルティマニア」不在は当時賛否両論ありましたが、結果的にはゲームを純粋に楽しめたのでした。
のちにFF9の「アルティマニア」が発売されましたが、実際プレイするのはしんどくて、読んで終わりになってしまいましたが・・・
ある意味冒険作品でもあったFF9ですが、久々にFFらしい作品であったことには間違いありません。
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