今の世代の皆さんはセガがソフトメーカーではなく
ハードも販売していたってこと、ご存じですか?
セガの名機たち
古くはファミコンに対抗して販売された「SG1000」
そして「セガ・マークIII」
バージョンアップの「セガ・マスターシステム」
任天堂がファミコン1台の間にセガは4台ものハードを
世に送り出しています。
アーケードゲームのセガ
そもそもセガはアーケードではトップクラスの開発力でした。
特に体感ゲームなど今までにないゲームを開発することに長けていました。
バイクの形の筐体の「ハング・オン」
上下左右に稼働する「スペースハリアー」
ドライブゲームの最高峰「OUTRUN」
映画トップガンが流行ったころには「アフターバーナー」
などなど、私はこれらのゲームをプレイする為に100玉をどれだけつぎ込んだか・・・
体感ゲームは一般のテーブル筐体より、1プレイの値段が高く設定されており
1プレイ200円設定が多かったです。
1プレイ100円のゲームセンターもあるにはあったのですが、難易度設定が妙に高くなっていました。
セガはアーケードのゲームを自社の家庭用ゲームに盛んに移植するのですが
いかんせん、8ビットのマシンでの再現力には限界があります。
体感ゲームも移植されていて、努力は認めますがやはり見劣りは避けられませんでした。
セガの新ハード
満を持して発売したのは「セガ・メガドライブ」です。
本体正面に光る16BITの文字。
今までのゲーム機とは比較にならないグラフィックと音質。
セガの時代がくるか?
と期待していたのですが、同時発売されたゲームが
- スペースハリアー2
- 獣王記
スペースハリアー2はオリジナルで、獣王記はアーケードの移植だったのですが
新ハードでスタートダッシュをかけるにはチョイスが渋かったようです。
メガドライブから約2年後、任天堂は「スーパーファミコン」を販売します。
スーパーファミコンの売れ行きは皆さんもご存じかとおもいますが
売れ行きは絶好調で品切れも発生していました。
そして、一時はソフトの抱き合わせ販売が行われていました。
このあたりからですかね、任天堂派とセガ派に分かれたのは。
正確には「任天堂の万人受けするゲームより、セガの気骨あふれるゲームが好きだ」
という、コアなファンが誕生しつつありました。
そりゃセガだってマリオみたいな万人受けするゲームを作りたかったでしょうけど・・・
作ってもハードの所持率が・・・
今でこそ、テレビゲームのハードを複数所持するのはあたり前ですけど
昔は1台所持するのがやっとでしたから、どちらのハードを買うかは周りの所持率に
左右されていました。
当然、スーファミの所持率が高く、メガドライブユーザーは結局スーファミも買う状態になっていました。
メガドライブの頃はソフト開発はセガだけではなく、ナムコやカプコンといったサードパーティが良質なソフトを開発していました。
その後、スーパーファミコンではゲームセンターで一大ブームを引き起こした
「ストリートファイターⅡ」が移植され、指の皮がめくれる人が続出していました。
セガも負けていません!
対戦格闘ゲームのブームがきたとき、セガはもの凄いゲームを世に出します。
「バーチャファイター」です。
それまでの2Dキャラから3Dキャラによるリアルなファイティングゲーム。
ゲームセンターでは、ギャラリーが大勢発生する程のブームとなりました。
そこで、セガからもう一度満を持しての新ハード発売です。
「セガ・サターン」
時代はポリゴン。
あの「バーチャファイター」が家でプレイできる。
移植も90%以上の出来。
素晴らしいハードでした。
任天堂がカセット方式のハード「NINTENDO64」の売り上げが鈍化している中
セガ・サターンはアーケードの移植を含め素晴らしいソフトを提供していました。
そう、あのハードが出るまでは・・・
ソニー「Playstation」
今まで任天堂のハードにソフト供給してきたナムコやスクエアを引き連れての参入です。
今まで、ゲーム業界にはあまり関わっていなかったSonyがハード業界に参入です。
その後のPlaystationの快進撃はまたの機会に書かせて頂きますが
これからセガ・サターンの快進撃が始まろうとしていたのに水をさされた感じです。
それから「Playstation2」が発表されます。
負けじとセガも「Dreamcast」を販売します。
Dramecastはセガ最後のハードとなります。
秀逸なソフトはあるのですが、Playstation2の牙城は崩せませんでした。自虐的なCMも一時的にはウケたのですが、だんだんとDreamcastの話題は世間では聞かなくなりました。
ちなみに私はセガの家庭用ゲーム機はメガドライブ以降所持していました。
今、プレイするとテレビの解像度が高すぎて当時キレイだったグラフィックも汚く見えます。
思い出はきれいなまましまっておいた方が良いということでしょうか。