
40歳を過ぎると、だいたい年1回の健康診断や人間ドックを受ける機会が増えてきます。 皆さんはもう受診されましたか。
今回は、これから40代に突入する方に向けて、人間ドックで一般的に行われる検査項目を紹介してみようと思います。
もちろん、受診する施設や医療機関によって多少の違いはありますが、 大きく外れることはないはずです。 以下に挙げる内容は、いわゆる“標準的な検査項目”になります。
検査項目一覧
身長測定
内容としては、いつもの健康診断とまったく同じです。 ただし40代に入ると、ここで毎年のように起こる“謎の現象”があります。
そう、なぜか 1ミリずつ縮んでいく。
「え、去年よりまた低い…?」と、地味にショックを受けるあの瞬間。 もはや恒例行事と言ってもいいかもしれません。
体重測定
こちらも内容はいつもの健康診断と同じです。 ただし40代に突入すると、ここでもまた“謎の現象”が起こります。
そう、去年より減ることはほぼなく、毎年じわじわ増えていく。
「え、また増えてる…?」と、もはや見慣れた数字にため息が出るあの瞬間。 成長期はとっくに終わったはずなのに、なぜか 体重だけは成長が止まりません。
視力検査は、座って機械の中を覗き込むタイプ。 昔ながらの“しゃもじで片目を隠すスタイル”ではありません。
聴力検査はヘッドホンを装着して、 「ピー!」という高音が聞こえたらボタンを押す、あの方式です。
ただ、あの高音… いつか本当に聞こえなくなるんじゃないか と、毎回ちょっと不安になります。 「え、今の鳴った? いや、鳴ってないよね?」みたいな微妙な攻防が始まるのも40代ならでは。
腹囲測定
これは、人間ドックならではの検査と言えるかもしれません。
上着をめくり、非常に無防備な状態でメジャーを当てられるあの瞬間…。 お腹は前に出っ張り、心はそっと凹んでいく。
毎年「今年こそは…!」と思うのに、なぜか数字は正直なんですよね。
血液検査
通常の健康診断よりも、ちょっと多めに採血されます。 サービス…ではなく、単純に検査項目が多い からです。
ここで、血中コレステロールや脂質の状態が丸裸になります。 自分ではまったく気づいていなかった不調やリスクが、 容赦なくあぶり出される のがこの検査の怖いところ。
「え、そんな数値になってたの…?」と、 毎年ちょっとした現実を突きつけられる瞬間でもあります。
・血圧測定
いざ本番となると、なぜか血圧がスッと上がってしまう不思議な検査です。 「上がるな…上がるな…」と心で念じれば念じるほど、 逆に上がっていくという謎のシステム が発動します。
理想は 130 以下。 わかってはいるのに、数字を見る瞬間は毎回ちょっとドキドキします。
眼底・眼圧検査
視力検査とは違い、こちらは 目そのものの状態をチェックする検査 です。
- 目を大きく開いたところへ、突然の フラッシュ攻撃
- さらに、目を大きく開いたまま 「プシュッ!!」と風攻撃
この二段構え。 思わず目をつむりそうになりますが、ここは耐えるしかありません。 3回くらい連続でつむってしまうと、検査担当の方の 苦笑い や 無言の圧 を感じることができます。
この検査では、目の水分量や眼圧、眼球の状態を調べています。 つい軽く見てしまいがちですが、緑内障などの早期発見につながる大切な検査 です。
肺活量測定
排気量が多ければ、まるで 高級大型車クラス の認定を受けたような気分になれる検査です。
しかしこれ、意外としんどいんですよね。 使い捨ての紙の筒を咥えて、思いっきり息を吐き続けるのですが──
担当医からは 「もっと吐いて! もっともっと、最後の一滴まで!!」 と、まるで ジョジョの奇妙な冒険の波紋修行 のような激励が飛んできます。
喫煙者の場合、基準値に届かずにちょっと凹むこともあります。 (ちなみに私は IQOS に変えたら基準値以上に戻りました。 …関係があるのかは正直よくわかりません。)
心電図検査
胸にペタペタと電極を貼られ、さらに手首にも器具を装着されると、 なんだか 捕まった宇宙人 か 謎の実験体 にでもなったような、ちょっとしたSF気分が味わえます。
検査が始まると、モニターには ウソ発見器のような波形グラフ が淡々と描かれていきます。 自分の心臓がこんなふうに動いているのか…と、妙に感心してしまう瞬間でもあります。
腹部エコー検査
肝臓や膵臓など、内臓の状態を直接“目視”する検査です。 普通の臓器は黒っぽく映るのですが、脂肪肝になると白く光ります。 いわゆるフォアグラ状態。 (はい、私もここで白く光りました。)
そして毎回避けられないのが、あの ゲル状のぬるっとした何か。 冷たいのか温かいのかよくわからない、あの独特の感触がどうにも苦手です。
医師による問診検査
リンパの腫れ、心音、足のむくみなどをチェックする、いわゆる“病院でよくあるアレ”です。
お腹を押されたり、胸の音を聞かれたりするのですが── ここで一番ドキッとするのが、先生の手がピタッと止まらないかどうか。
あの一瞬の静止があると、 「え…? 何か見つかった…?」 と、心臓が別の意味でバクバクし始めます。
何事もなくスムーズに進むことを祈りながら受ける、ちょっとした緊張ポイントです。
胸部X線検査
これも、通常の健康診断でおなじみの検査ですね。 いわずもがな、肺の状態をチェックするためのもの です。
さらに、肺だけでなく 心臓の大きさ(肥大していないか) も確認してくれます。 自分ではまったくわからない部分なので、ここでしっかり見てもらえるのはありがたいところ。
腹部レントゲン検査
人間ドックのメインイベント的な検査です。
粉状の炭酸をのみ、ゲップを我慢しながら「バリウム」を飲みます。
人間ドックの メインイベント といっても過言ではない検査です。
まずは粉状の炭酸を飲み、ゲップを必死にこらえながら 続けて バリウム をゴクリ。 (ちなみに私が飲んだのはストロベリー風味でした。味の主張は控えめ。)
その後はレントゲン台の上で、体ごと シェイクされる タイムに突入します。 時にはほぼ逆さまにされることもあり、ちょっとしたアトラクション気分が味わえます。
そして最後に忘れてはいけないのが、 バリウムが固まる前に排出するための下剤プレゼント。
飲んだバリウムは家に持ち帰らず、必ず病院に返却してから帰りましょう。 そうしないと、帰り道で 「白い悪魔」 が暴れ出します。
電車の中で 「ここから出せ〜!」 と主張し始めたら最後。 出したら色々終わります。
と、ここまでが一通りの検診となります。
ここから、昼食タ~イム
人間ドックの食事スタイルは、施設によって仕出し弁当だったり、軽食だったりとさまざまですが、 私が受けたところは 「オカズは作り置き・ごはんは炊きたて」 というスタイルでした。
カロリー計算されたヘルシーなメニューなのですが── ごはんのおかわりをして、すべてを台無しにしていくスタイル。
検査でいろいろ削られた心を、炊きたてごはんが優しく癒してくれるんですよね。 結果的にカロリーは増えている気がしますが、そこは見なかったことにしましょう。
午後になると、いよいよ 「中間結果発表〜!!」 の時間がやってきます。 本当は「総合判定」と呼ぶのですが、 最終的な正式結果は後日、書留で郵送されてくるため、ここではあえて“中間発表”と呼んでいます。
これまで受けた検査の結果や、撮影したレントゲン写真がズラッと並べられ、 医師からひとつひとつ説明されていきます。
このとき一番怖いのが、 「これは…」 「う〜ん…」 といった、あのNGワード。 聞こえた瞬間に心臓が別の意味で跳ね上がります。
すべての説明が終わり、異常なしと言われたら、 シャバの空気を思いっきり吸い込みましょう。
もし「太りすぎ」などの判定が出たら、素直に反省タイムへ。 (ちなみに私は、その日だけは毎年ちゃんと反省しています。)
どうでしょうか? これから人間ドックを受ける皆さん、 実は人間ドックって、いろんな“アトラクション”があって意外と楽しめます。
もちろん緊張する場面もありますが、 終わってみれば「なんだかんだで面白かったな」と思えるはず。
そして私は── 一度でいいから、全項目「異常なし」の判定をもらってみたい。 毎年そう願いながら挑んでいます。

