HEX戦の醍醐味 三國志を振り返る

1985年に初登場した光栄(現コーエーテクモ)の看板ゲームです。

元から三國志の知識がある方はもちろん楽しめますが、三國志の知識が無かった場合でも中国の歴史について学んだりと世界が広がるゲームでした。

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三國志の時代背景

秦の始皇帝「政」の死後、宦官に専横によって乱れた政治から立ち上がった「項羽」や「劉邦」。

最終的に勝利を治めた「劉邦」が設立した「漢」の末期の物語です。

 

「漢」を守ろうとする者。

新しい時代を創ろうとする者。

そんな幾多の群雄を操り(なりきり)国を統一するのが目的のゲームです。

 

今回は記念すべき「三國志」シリーズの祖三國志1作目を振り返ります。

初プレイで選んだ君主は?

皆さんは三國志の初プレイで誰を選びました?

馬騰を選んだあなた。

 

「普段は目立つことを好みませんが、いざとなると力を誇示したくなるタイプ。

頼りにされると断れない。でも、あまり目立つと不意打ちにあってとんでもないことに・・・」

 

といった君主占いはありません。

シナリオ1などは選べる君主が多いのですが結構寿命の短い君主が多いです。

劉焉などが代表的で選んで数年でお亡くなりになります。

 

では、最終シナリオまで生き残っている「劉備」を選ぶと家臣3人の弱小君主に過ぎません。

しかも初めから治めている土地もあまり実りが良いとは言えません。

しかし、広い中国大陸には誰も治めていない「空白地」が存在します。

信長の野望には無かった概念です。

 

空白地を目指すも敵国に囲まれている場合はどうするか?

必殺コマンド「放浪」があります。

何もかも捨てて流浪の旅にでることが可能です。

 

誰も近くにいない国で力を蓄えるも一手。

敵勢力に魅力的な国があったら全力で攻め込み、空白国に敵を追いやるの一手。

様々な楽しみ方ができます。

 

あと初期の三國志ならでは楽しみが「武将の引き抜き」です。

どんなに遠国でも「忠誠度」の低い武将を引き抜くことができます。

 

皆さんも自軍に「軍師」がいない場合はやりましたよね?

「賈 詡(カク)」を引き抜きましたよね?

軍師がいれば引き抜きの成功率はぐっとあがります。

 

ちなみに初期の三國志は軍師の知力によって成功率が変わります。

つまり知力100%の「諸葛亮」の助言は100%!!

HEX戦の魅力

戦闘も三國志の魅力のひとつです。

「突撃」コマンドはら爽快でしたね。

残念ながらファミコン版には存在しなかったので戦闘がやたら長く感じました。

現在の三國志では戦闘中の計略が豊富ですが初代三國志では「火計」一択。

しかし、この火計が戦況をひっくり返すことがあります。

張飛・呂布は「乾燥した藁」のごとく良く燃えました。

 

城内での戦はなく全ての勝敗が野戦で決着するという単純明快なシステムでした。

 

このあと三國志はシリーズを重ねていく度に進化を続けます。

皆さんはどのシリーズが好きですか?

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