レトロゲーム回顧録

今回は、私がこよなく愛する「アドベンチャーゲーム(ADV)」について語らせて頂きます。

「アドベンチャーゲーム」と聞くと、 冒険アクションを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが――

全然違います。

ADVとは、 「話す」「聞く」「調べる」などのコマンドを選びながら物語を進めていくゲーム。 アクション性はほぼゼロ。 その代わり、物語の面白さがすべて。

昔はADVの黄金期があった

PCやファミコンの時代には、 推理・サスペンス・ホラーなど、 ADVがひとつのブームを作っていました。

しかし現在は、すっかり発売本数が減少。

なぜか?

ズバリ―― 「一回クリアすると、もうやらないコスパの悪さ」

ADVはストーリーが命。 結末を知ってしまうと、どうしても再プレイの動機が薄くなってしまうんですよね。

とはいえ、ADVには 「この先どうなるんだろう?」 「犯人は誰なんだ?」 というワクワク感があり、 ゲームというより“物語体験”に近い魅力がありました。

初期ADVはとにかく難しかった

初期のADVは、今思えば 鬼畜難易度

なぜなら―― コマンドが存在しなかった。

自分で行動を考え、 キーボードで文字入力する必要があったのです。

例: 「ミル マエ」 「アケル ドア」

今のゲーマーが見たら 「何語?」とツッコミたくなる仕様。

コマンド方式になってからは総当たりで進められるようになりましたが、 それはそれで地味に大変。

印象的だった“救済システム”

そんな中、プレイヤーを救ってくれたのが――

ファミコン版「オホーツクに消ゆ」のブラックジャック

捜査に行き詰まったら、部下とブラックジャック勝負。 勝てばヒントがもらえるという、謎のギャンブル救済。

神宮寺三郎の「タバコを吸う」

一服すると名推理がひらめくという、 今なら絶対に炎上しそうなシステム。

ちなみに私自身、 大人になってタバコを吸ってみましたが―― 何ひとつ閃きませんでした。 (むしろ体力が削られただけでした。)

ADVは商売として難しいけれど…

ADVは結末が分かると売れなくなるという宿命を背負っています。 情報が一瞬で広まる現代では、なおさら厳しいジャンル。

それでも、 本格ADVをまた作ってくれるメーカーはないものか… と、つい願ってしまいます。

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では、私がプレイしたADVを発表します!

ここからは、私が実際にプレイしてきたアドベンチャーゲームの中から、 特に印象に残っている作品をランキング形式で紹介します。

懐かしさとともに、 「ああ、そんなゲームあったなぁ」と楽しんで頂ければ幸いです。

【第5位】JBハロルドシリーズ

アドベンチャーゲーム好きの間では、ひそかに語り継がれる名シリーズ。 舞台はアメリカ、登場人物は全員外国人。 そしてプレイヤーは、カタカナ地獄に放り込まれます。

ストーリーは面白い。 雰囲気も抜群。 探偵ものとしての完成度も高い。

……ただし。

名前が覚えられない!!

  • 「この人、さっき証言した人だっけ?」
  • 「似たような名前多すぎ!」
  • 「誰が誰の友人で、誰が容疑者で、誰がただの通行人なのか…」

プレイ中、脳内で何度も人物相関図を描き直す羽目に。

でも、それでも面白いのがJBハロルドシリーズの魅力。 “本格ミステリーをゲームでやる”という体験を、 いち早く形にした作品でした。

このクセの強さが、逆に忘れられないんですよね。

 

【第4位】探偵 神宮寺三郎シリーズ

ハードボイルドADVといえば、この人。 新宿の私立探偵・神宮寺三郎。

腕っぷしは強いし、警察にも顔がきくし、 とにかく“渋い大人”の魅力がこれでもかと詰まったシリーズでした。

  • くゆるタバコ
  • 夜の新宿のネオン
  • どこか影のある依頼人
  • 事件の裏に潜む人間ドラマ

子どもの頃にプレイすると、 「大人ってカッコいい…!」と錯覚してしまうほどの世界観。

タバコを吸うと名推理がひらめく男

神宮寺といえば、やっぱり 「タバコを吸う」コマンド

一服すると名推理がひらめくという、 今の時代なら絶対に実装できないであろうシステム。

そしてあなたのこの一文が最高。

大人になった今、タバコを吸ってもいい考えは生まれないことを知りました。 ヘビースモーカーでしたが、何一つ閃きませんでした。

これ、完全に神宮寺シリーズの“真理”。 現実世界ではタバコを吸っても推理力は上がらない。 むしろ体力が下がる。

でもゲームの中では、 タバコ=ひらめきのスイッチ という絶妙な演出が、神宮寺の魅力をさらに引き立てていた。

【第3位】ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者

任天堂ディスクシステムを代表する名作アドベンチャー。 当時の子どもたちに 「物語の面白さ」 を叩き込んだ一本でした。

まず特徴的なのが――

まさかの“2枚組+分割発売”という焦らし戦法

ディスクシステムで前編・後編の2枚組。 しかも、

  • 前編発売!
  • 後編は数か月後!

という、今では絶対に許されない焦らしスタイル。

当時のプレイヤーは、 「続きが気になって眠れない」 「後編まだ?まだなの?」 と、任天堂の掌の上で転がされていました。

でもその焦らしが、逆にワクワクを増幅させていたんですよね。

ストーリーの完成度が異常に高い

田舎の村に漂う不穏な空気、 “後継者”をめぐる謎、 徐々に明かされる真相。

ファミコン時代とは思えないほどの緻密な構成で、 今でもファンが多いのも納得の出来。

リメイク版が出たときに 「待ってました!」 と歓喜した人も多かったはず。

 

【第2位】ファミコン探偵倶楽部 後ろに立つ少女

「消えた後継者」の数年前を描いた前日譚。 同じシリーズなのに、こちらは 完全にホラーADVとして独り立ちしている 名作でした。

物語の細かい部分は忘れてしまっても―― ラストの“あの瞬間”だけは忘れられない。

犯人の正体が明かされるシーンは本当に強烈で、 ファミコンとは思えないほどの演出と音楽が、 今でも脳裏に焼き付いている人は多いはず。

  • 画面の切り替わり
  • 不穏なBGM
  • そして“間”の使い方

この三つが絶妙に重なって、 当時の子どもたちに 「ゲームってこんなに怖くできるのか…」 と衝撃を与えた一本でした。

 

【第1位】オホーツクに消ゆ

堂々の第1位は、やはりこの作品。 堀井雄二氏によるミステリー三部作の最高傑作「オホーツクに消ゆ」 です。

堀井雄二ミステリー三部作のひとつ

堀井雄二氏といえば、もちろんドラゴンクエストの生みの親。 しかしその前に、 「ポートピア連続殺人事件」 「軽井沢誘拐案内」 「オホーツクに消ゆ」 という三部作で、ADVの歴史に名を刻んでいます。

その中でも「オホーツクに消ゆ」は、 ストーリー・テンポ・演出の完成度が頭ひとつ抜けていた 作品でした。

東京から北海道へ――物語のスケールが大きい

物語は東京で発生した事件から始まり、 捜査を進めるうちに舞台は北海道へ。

  • 網走
  • 摩周湖
  • 知床
  • 釧路
  • 札幌

このゲームで北海道の観光名所を覚えた人、絶対多い。 あなたの言う通り、まさに“観光案内ADV”としても優秀でした。

シナリオの完成度が異常に高い

堀井雄二さんのシナリオは、 とにかく テンポが良い

  • 無駄な会話がない
  • キャラが立っている
  • 伏線の張り方が巧い
  • クライマックスの盛り上がりが完璧

ファミコン時代のADVで、 ここまで“物語として面白い”作品は本当に貴重でした。

 

以上、非常に個人的なベスト5でした。異論は認めます。

さて、実はこのベスト5に入れたかったのですが、あえて入れなかったゲームがあります。

それは、ゲームの内容の説明がしづらいといいますか・・・アレなもんで・・・

ゲーム名だけ紹介します。

・DE・JA

・DE・JAⅡ

もの凄く面白いアドベンチャーゲームでした。

詳細は各自お調べくださいw

コメント

  1. かずき より:

    はじめまして!
    自分と趣味趣向が似ているなぁ!と感じ、ついついコメントしてしまいました~
    ちょくちょく覗かせさせて頂きますm(_ _)m

    また、ブログ運営の方も頑張ってください!

    • k-form より:

      かずきさん
      初めまして!

      コメント&応援ありがとうございます!

      レトロゲームの思い出は、人それぞれにあると思います。
      これからも暇つぶしに読んで頂ければ幸いです。
      今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m