「赤い光弾ジリオン」──玩具タイアップの枠を超えた名作
「赤い光弾ジリオン」は、元々セガの光線銃玩具「ジリオン」とのタイアップとして制作されたアニメです。
“玩具アニメ”と侮るなかれ。 ストーリーはしっかり作り込まれており、当時の子どもたちを夢中にさせる魅力がありました。
舞台は第二の地球「惑星マリス」
物語の舞台は、人口増加により人類が移住した第二の地球── 惑星マリス。
人々が平和に暮らしていたところへ、 隣の 惑星ノーザ から侵略戦争が仕掛けられます。
ここから、ジリオン隊の活躍が始まります。
精鋭3名の理由は「ジリオンが3丁しかないから」
ノーザとの戦いのため、マリス軍は3名の精鋭を選抜します。
「3名って少なくない?」 そう思うところですが、理由はシンプル。
対ノーザ用兵器「ジリオン」が3丁しか存在しないから。
神から与えられた“奇跡の銃”ジリオン
ジリオンは“神から与えられた奇跡の銃”という設定で、 赤い光弾を発射する超強力な武器。
その光弾に触れた物体は、 チリ一つ残さず消滅 してしまいます。
マリス軍の精鋭3名──個性が光るジリオン隊
マリス軍から選抜された精鋭は以下の3名。
- JJ(ジェイジェイ)/16歳・男性
- APPLE(アップル)/17歳・女性
- CHAMP(チャンプ)/18歳・男性
いずれも本名ではなくコードネーム。 この“コードネーム感”がまた80年代アニメらしくて良いんですよね。
放映当時はアニメ雑誌でも特集が組まれるほど人気があり、 キャスト陣も豪華でした。
- JJ:関俊彦さん これがデビュー作と言われています。 のちの「仮面ライダー電王」モモタロス役のハマりっぷりを思うと、 JJの熱血さにも通じるものがあります。
- アップル:水谷優子さん 「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役でおなじみ。 優しいけど強い、アップルの“姉御感”が声にぴったりでした。
- チャンプ:井上和彦さん 「美味しんぼ」の山岡士郎、「Zガンダム」のジェリドなど、 クールから三枚目まで幅広くこなす名優。 チャンプの“冷静だけど抜けてる”感じが絶妙でした。
3人の性格が物語を引き立てる
JJ
熱血で向こう見ず。 他の二人から「アホ」呼ばわりされることもありますが、 その無鉄砲さが危機を突破する鍵になることも多く、 次第に仲間からも一目置かれる存在に。
アップル
紅一点でチームのお姉さん的存在。 男二人が喧嘩を始めると、 それ以上の迫力で一喝する頼もしさがあります。
チャンプ
当初は冷静沈着なクールキャラ。 しかし途中からプレイボーイ気質や抜けた一面が出てきて、 三枚目としての魅力も発揮。
放映当時は人気だったのに、今は語られにくい不思議
キャラクターの魅力、ストーリーの面白さ、 そして玩具タイアップとは思えない完成度。
にもかかわらず── 懐かしアニメ特集ではほとんど取り上げられない。
これ、本当に不思議なんですよね。 面白いのに、語られる機会が少ない“隠れた名作”。
皆さんで語り継いで、 ジリオンの火が消えないようにしましょう。

